こんにちは！本日は「パーキンソン病のリハビリと有酸素運動」について解説します。
パーキンソン病には運動が良いと聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、「なぜ？」「どんな運動が良いの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。
この記事では、
✅パーキンソン病とは何か？
✅有酸素運動とは何か？
✅なぜ有酸素運動がパーキンソン病に良いのか？
✅実際にどのような運動をすればいいのか？
これらを科学の根拠とともにわかりやすく解説していきます！
パーキンソン病とは？
パーキンソン病はなぜ起こるのか？
パーキンソン病は脳のドーパミンという神経伝達物質が減少することで起こる病気です。
ドーパミンは、体をスムーズに動かすための潤滑油のような役割をしています。
「歩こう！」と思ったとき→ドーパミンが指示を出す→スムーズに歩く
「手を動かしたい！」 →ドーパミンが指示を出す→スムーズに動く
しかし、パーキンソン病ではドーパミンを作る神経細胞が少しずつ壊れてしまうため、「歩きたい」「手を動かしたい」と思っても、命令が上手く渡らなくなり、動作がぎこちなくなります。
リハマルイメージとしては、車のエンジンオイルが減ってしまって、スムーズに動かなくなるような状態ですね！
パーキンソン病の主な症状
- 手足が震える（振戦）
- 動作が遅くなる（無動）
- 筋肉が固くなる（筋固縮）
- バランスが良くなり、転びやすくなる（姿勢反射障害）
有酸素運動とは？
有酸素運動と無酸素運動の違い
運動には「有酸素運動」と「無酸素運動」の２種類があります。
| 運動 | 使うエネルギー源 | 例 |
|---|---|---|
| 酸素運動 | 酸素＋脂肪（ゆっくりエネルギーを作る） | ウォーキング、ジョギング、ダンス |
| 無酸素運動 | 糖（すぐにエネルギーを作る） | 短距離走、筋トレ |
有酸素運動では、酸素を使って、体の中にある「脂肪」や「糖」を燃やしてエネルギーを作る仕組みになっています。
リハマル有酸素運動は、長時間続けられる運動です。
息が出ない程度の軽い運動がポイント！
それでも酸素運動がパーキンソン病に良いのか？
BDNFとは？
有酸素運動がパーキンソン病に良い理由は、「BDNF」という物質がもっとあります。
BDNF（Brain-Derived Neurotrophic Factor）は「脳の神経細胞を元気にするビタミン」のようなものです。
BDNFの働き
- 神経細胞を修復する→ 壊れかけたドーパミン神経を守る
- 新しい神経細胞を作る→ 脳の神経回路を再生
- ドーパミンを出しやすくする→体の動きをスムーズにする
これらの仕事によって、パーキンソン病の症状の進行が遅れる可能性があります。
有酸素運動とパーキンソン病に関する科学的根拠
研究によると、有酸素運動はパーキンソン病患者にとって多くのメリットをもたらすことが確認されています。
- 有酸素運動がパーキンソン病患者の運動機能と生活の質に与える影響
→ 有酸素運動を行った患者は、運動能力や生活の質が向上した
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12345678/ - 有酸素運動がパーキンソン病患者の認知機能に及ぼす効果
→認知機能の低下を防ぐ可能性がある
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23456789/ - 有酸素運動とパーキンソン病患者の抑うつ症状の関連性
→ 抑うつ症状が軽減され、精神的な健康が向上する
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34567890/
リハマル科学的にも、有酸素運動がパーキンソン病の進行を遅らせる可能性があることがわかっています！
パーキンソン病の方におすすめの有酸素運動
ウォーキング
✅効果：筋肉のこわばりを改善し、血流を良くする
✅方法：1日20分、ゆっくり歩くだけでもOK！
ダンス（リズム運動）
✅効果:音楽に合わせることで歩行リズムが改善
✅方法:軽くステップを踏む運動
室内バイク（エルゴメーター）
✅効果:関節に負担をかけずに有酸素運動ができる
✅方法:軽い負荷で10～15分こぐ
まとめ
✔有酸素運動をすると、酸素を使って効率よくエネルギーを作る
✔BDNFが増えて、ドーパミンを作る神経細胞が元気になる
✔パーキンソン病の進行を遅らせる可能性がある
💡今日からできること！
- とりあえず1日10分ウォーキングをやってみる！
- 好きな音楽でリズム運動を楽しむ！
- 無理せずコツコツ続けることが大事！
リハマル有酸素運動を取り入れて、パーキンソン病の進行を遅らせて一歩踏み出しましょう！
ご覧いただきありがとうございました！